独身時代には、年末の休みといえばスキーや旅行!でしたね。
結婚して初めて迎えるお正月は、二人の実家のお正月準備や過ごし方についての情報交換の良い機会です。
最初が肝心、まずは話して、違いをクリアに。
伝統行事は地域による違いが大きく、そして「固執」しているといっても大げさではないかもしれません。
お正月に何を準備するか、いつ頃から始めたらよいか、そして予算は?
一般的なところを知ってから、我が家のお正月プランを練ってはいかがでしょうか。
【もくじ】
お正月に準備するものって何がある?
お正月に準備すべきものを順に見ていきましょう。
- お正月飾り
・門松は29日に立てるのは「二重苦」、31日に立てるのを「一夜飾り」といって、縁起が悪いと避ける風習が。
・「しめ飾り」、「輪飾り」は12月に入ると販売を始めるので、見かけた時に購入しておきます。
飾り付けは門松と同じく29、31日を避け、大掃除も済んだ、28日か30日に飾りましょう。
・「鏡餅」も門松同様、29日、31日を避けて飾り、1月11日の鏡開きにお汁粉などにしていただきます。
- 下着、歯ブラシはお正月の朝には新しい物を。
- 祝箸
柳箸を奉書などの袋に包んだもので、柳は厄払いの力が有るとか。
箸袋の表には家族それぞれの名前を書いておきます。
- お年玉袋と新券のお札
- 食料品
※食料品は、どこでお正月を過ごすか、おせち料理は作るか買うか、お客様の予定の有無により、計画的に購入します。
【既製品購入の場合】
単品購入は、売り場で実際に見て選べますし、必要なものだけ揃えられ、合理的。
セット購入の場合、見落としがちなのは、「冷凍」と「冷蔵」の2タイプが有ること。
できれば「冷蔵」をおすすめします。
冷凍は戻す手間がかかり、見栄えもよくない場合があります。
冷蔵品は「宅配」と「受け取り」があり、同じ店でも受付締め切り日が別設定になっている所が多いようです。
デパートは値段設定が高めですが、高ければ美味しいとは限りません。
通常の売り場に出ている店がおせち料理は別名で、という場合もあり、売り場で確認してくださいね。
近年、コンビニ業界も参入し、リーズナブル、かつ、味も大きく外れることもありません。
【おせち料理作りにチャレンジの場合】
作る種類を決め、材料購入は計画的に。
・醤油、みりん、酒などの調味料は12月の特売で忘れず購入します。
・保存のきく乾物の黒豆・干しシイタケ・昆布などは通常売価のうちに購入します。
・ミツバは正月価格で、一気に高くなるので、通常売価で購入できればラッキーです。
お煮しめの野菜は、信用できる店では、おせち用には品質の良い物を揃えます。
そのため価格もどうしても高めになりますね。
野菜や生ものは、購入方法を考え、例えば地物が入手できる場合、前もって注文すれば価格は確定で安心できますね。
里芋は少し多めの購入をおすすめします。
傷んでいる物が混入していることが多いのです!
また、おせちでは「鶴」をイメージした台形のような形に整えてむくので廃棄率も大きくなります。
お雑煮こそ、地方色豊かな料理ですし、家庭の味も様々なので事前相談は必須ですよ。
・餅:丸か四角か、焼き餅か否か。
・だし:和食系(あごの様な海産物系、昆布、鰹節)か鳥ガラスープなどか。
・味付け:すまし汁か白味噌か。
・入れる具:あっさり鶏肉と三つ葉、茹でた小松菜か、豚汁のような具沢山か。
お正月の準備はいつから始めたらベストか!
クリスマスが終わると街のムードも一気にお正月へと変わりますね。
正月準備はクリスマスが終わってから始める方が多いと思いますが、それ以前からの準備は次のもの。
・保存のきく正月用品と、非食品系の物(正月飾り、お年玉袋、祝箸、日用品など)の購入
・「年賀状書き」:「あけおめメール」もいいけれど、元旦に年賀状が届くとやはり気持ちの良いものです。
◎おせち料理作りスケジュール
12月30日と大晦日だけで全てを用意するのは大変です。
日持ちするものから順に調理し、大晦日の夜にはお重詰めまで終えます。
お雑煮の具も揃え、お正月の朝は最小限の手間で食卓につけるような段取りが大切。
そもそも正月三ヶ日は、主婦を台所に立たせずに済ませる意味あいが、おせち料理には有るのですから。
12月26日)黒豆調理(前日から豆を戻しておく)
12月27日)昆布巻き調理(数の子の塩けを抜き始める)
12月28日)調理:田作り・紅白なます・菊花かぶ
12月29日)調理:数の子・栗きんとん
12月30日)調理:煮しめ・雑煮の具準備
12月31日)調理:煮しめ・焼きもの(エビ、ぶりなど)・玉子料理
かまぼこ、くちとり、百合根等、適宜調えます。
◎31日夜に来年のカレンダーと掛け替えをお忘れなく!
お正月の準備 予算はどの位が普通?
お正月には何かと経費もかさみます。
書き込みではこんな例も・・・。
- 夫と1歳の子供の3人家族です・・・、
元旦は自宅で過ごし、2~3日はそれぞれの実家に行き、美味しいものをご馳走になります。
なので我が家の正月は簡素です。
31日は商店街が「売り切り大安売り」で、大にぎわいの人出です。
三つ葉5束100円、白菜1玉100円!
牡蠣、ブリ、3人分で900円!
これで元旦の夜は鍋をします。
お雑煮の材料やスーパーのお節を買って、しめて1万程度と少なくて助かります。
- 2万円のおせちを買い、その他の食材購入で2万円、計4万円ですね。
3人家族にしては多いでしょうか?
- 帰省するので、親戚に配るお年賀のお菓子を、前もって宅急便で送ります。
高校生以下数人に渡すお年玉は、親戚間で協定を結び、金額を決めています。
年末に帰るので、多めに現金を持参します。
話の流れで、買い物に同行する場合、うちが支払うことも有るかもしれないので。
いかがですか、物価の違いとお正月の過ごし方によっても、予算は大きく変わることが判りますね。
お客様がある場合、お正月はアルコールも進みますし、普段よりお客様も長居になりがちです。
アルコールのストックは余裕をもって!?となるとますます予算が・・・。
予算は二人で一つ一つ確認しながら考える事をおすすめします。
①どのように過ごすか、どこで過ごすかを決めます。
②準備する料理の材料の売価と必要量からおおよその必要金額を出します。
③その他の必要な物の購入金額を見積もります。
④合計金額と二人のお財布状況と照らし合わせます。
⑤現況を認識して使える金額をはじき出します。
⑥はじかれた金額を再配分し、買い物などの予算とします。
まとめ
お正月準備の締めくくりで忘れていけないのは「年越し蕎麦」。
自宅でいただくか、美味しいお店でいただくか、迷いますね。
大晦日に蕎麦をいただくには意味が。
蕎麦のように長く、長寿を祈り、また蕎麦はよく切れるので苦労と縁を切るなど、様々な願いが込められています。
これからも、末長く、二人仲良くすごせるように味わいたいですね。