結婚して初めて迎えるお正月。
義理のご両親へ、きちんとした年賀状を出したいけれど、ちょっと考えこんでしまいませんか。
定型の新年の挨拶文に、やはり一言添えたいものです。
文面はどう書けばいいか、気をつける事も有りそうですね。
参考になるような文例をご紹介します。
また、宛名の書き方は、いつものような書き方で良いか、こちらも確認しましょう。
【もくじ】
年賀状 義理の両親へ一言添えよう!
年賀状の新年の挨拶は、幾つかの決まったものの中から選んで決めますよね。
でも、それだけでは寂しく、普通は一言、手書きで書き添えるわけです。
「謹んで新年のお慶びを申し上げます
旧年中は大変お世話になり ありがとうございました
本年がより一層よいお年であります様 お祈り申し上げます」
▲これでは寂しいですね。
よく知った、友人・知人であれば適切な言葉の見当もつきますが、義理のご両親となると、さて、どのように書いてよいか迷いますね。
まだ、ご両親のご人柄もまだ、よくは分からない場合も多いでしょうから、無理もない事です。
その様な状況でも、年賀状は下記のような一般的な内容を短く添えるだけ大丈夫。
- 日頃のお礼、又はご無沙汰の挨拶。
- 二人の今年の目標などを一言。
- 両親の健康を祈る言葉。
- 会う機会を望む気持ちに触れた一言。
どうですか、むずかしく考えず、基本は、相手を思いやる暖かな気持ちを伝える事なのです。
もう少し、書きこむスペースがある場合は、身の回りに起きた、嬉しかった事柄の報告を入れても良いですね。
親にとって、子供の「良かった!」事を知るのは、とても嬉しいものなのです。
もしも、ご両親をも含む、お二人のトッピクスがあった場合には、その事に触れる一文がおすすめです。
お礼や感想、そして今後に繋がる気持ちを素直に表現できれば、それはご両親にとって、最高の年賀状になりますよ。
年賀状 義理の両親への文面はどう書けばいい?
では具体的にどのような書き方が良いか、例文をご紹介します。
そのまま短いままで、あるいはミックスして長めにしたり、状況にあわせて書き変えることもできますね。
□あけましておめでとうございます。
お父さん、お母さん、お二人揃って新年を迎えられ、何より嬉しく思います。
私たちも、お蔭さまで、元気にやっていますから、ご安心ください。
結婚して初めてのお正月ですから、帰省してみんなの顔を見たかったのに、とても残念です。
遠くてなかなか、帰れませんが、お父さんたちの事は、いつも気にしています。
お体を労わりながら、今年も元気にお過ごしくださいね。
□新年おめでとうございます。
お父さん お母さん お変わりありませんか。
せっかくのお正月に、年賀状だけの新年の挨拶となり、申し訳ありません。
仕事柄、帰省する事もむずかしいとはいえ、地元で家族揃ってのお正月を迎えられず、本当に残念です。
それに、忙しい時期に何も手伝えず、心苦しく思っています。
一月、二月と、寒い日はまだまだ続くので、くれぐれも健康にはご留意くださいね。
□新年のお慶びを申し上げます。
夫婦そろって初めてのお正月を迎えることができました。
昨年は色々とお世話になり、感謝しております。
まだまだ未熟な二人ですので、本年もよろしくご指導のほどお願い申し上げます。
そして、今年もお父さんお母さんにとって素敵な一年になりますように。
どうぞ御身大切に、くれぐれもご自愛ください。
年賀状 義理の両親の宛名の書き方も知りたい
年賀状の宛名の書き方は、通常ハガキと同じです。
宛名の向きは、表裏同じにします。
文面が縦書きなら宛名も縦書きに、文面が横書きなら宛名も横書きです。
揃える事で、受け取った方が自然に読むことができるからです。
- 先方の住所
・郵便番号が正しければ都道府県名は省略できますが、年賀状には、省略しないで記載します。
・番地などの数字は、縦書きには一般的に漢数字を使います。
- 氏名
・住所よりも、大きい文字で書きます。
・両親それぞれの名前を連名で書きます。
父親は「姓」と「名」を一番右側(横書きは上に)に。
母親は名前だけを、父親の「名」と同じ位置の左隣(横書きは下に)にあわせます。・兄弟姉妹が同居している場合は、母親の次に年齢の上から順に書くのが自然です。
※微妙なのは、祖父母も同居の場合です。
・できればご両親宛とは別の年賀はがきを用意して、祖父母宛てに差し上げたいものです。
・祖父母のうち一人だけが健在の場合は、家族と一緒にします。
・家族と一緒の場合、祖父は父親より先に、祖母は母親の次に並べるのが一般的です。
家族の複数人に宛てる時は、それぞれの名前に敬称を付けます。
- 差出人の住所氏名
お名前は夫婦そろっての連名にします。
- その他の注意事項
・文字色は黒またはブルーブラック。
・省略した漢字ではなく正しい字体を使います。
・書き間違いは訂正せず、新規のハガキに書きなおします。
※書き間違えたハガキは郵便局で新しいハガキや切手に交換できます。(要手数料)
まとめ
まとめると、年賀状は、短い文の積み重ねで構成されていることがわかりました。
むずかしく考えずに、素直なあなたらしい表現の年賀状が、一番、(義理の)ご両親に喜ばれることでしょう。
世間では、年賀状を出す人が年々、減少しているそうです。
郵便局が宛名までも印刷してくれる時代です。
そういったサービスの利用で、年賀状に費やす労力は劇的に減っていくといえます。
そこで一言、手書きの言葉を添えることが、何より大切になるのですね。