「一人暮らしをしてみたい」と考えても経済的に成り立つものか、不安になりますね。
実家暮らしでは認識できていない経費もあり、一人暮らし1ヵ月の生活費を考える事から計画をスタートさせましょう。
まずは自立の第一歩の「賢いお部屋探し!」
初期の経費がかさむのもこの部分です。
一人暮らしの初期費用を準備するため、ご参考になるよう順に見てまいりましょう
そして新生活に必要な物の揃え方も賢く揃えられるよう、お手伝いをさせてくださいね。
【もくじ】
一人暮らしの費用 女性の平均は月にいくら?
とりあえず経験するという方向で結論を出しますと、若い時の生活費の目安は毎月少なくとも17~18万円はかかるといえるようです。
算出した根拠を順にご説明しましょう。
常陽銀行の調べの、働く女性一人暮らしの生活費平均月額を(調査地域言及なし)一つの目安にしました。
(このデータには住居費は含まれていませんのでご注意ください。)
食費:34,754円
光熱費:8,143円
通信費:6,546円
服飾費:11,178円
趣味:20,312円
交際費:9,990円
諸雑費:32,124円
合計:123,047円
食費:35,312円
光熱費:12,113円
通信費:8,668円
服飾費:8,720円
趣味:26,600円
交際費:19,412円
諸雑費:41,984円
合計:152,809円
一人暮らしが今後いつまで続くか判らないことから、年齢による出費の変化のデータは参考にしたいですね。
注意点として通信費が世間の実態よりも低く出ているように思えます。
また、交通費として独立した費目が有りませんね。
会社支給の定期があるので費目としては無いのかもしれません。
仕事が順調な場合は心配なしということでしょう。
Point ! 住居費は各人で最も差が出る費目です。
ここは節約ポイントでもありますが、考え方の違いでも大きく金額が変わります。
一説では収入の3分の1程度を家賃に設定するとよいと言われています。
仮に収入を手取りで15万円とすると家賃は5万円。
東京で暮らすとして、アパート程度がぎりぎりで見つかるかもしれないという感じでしょうか。
SUUMO調査の20代社会人一人暮らしの家賃平均は6万5723円とのこと。
首都圏の平均家賃は7万414円、関西が5万8705円、東海では5万4388円だそうです。
首都圏での紹介物件はアパートが少なくなっている傾向にあることで、高めの平均になっていると言えるかもしれません。
一人暮らしの費用を安くするコツ!
都会での一人暮らしで切りつめたいのは食費、住居費と交通費でしょうか。
工夫して暮らしていければ、いつか貯蓄も視野に入れる事ができるかもしれませんね。
- 食費
「外食はしない」ことを前提として、避けられない場合のみ交際費として支出することをおすすめします。
食費としてしまうと日常化する傾向にもなり、出費に抵抗感が薄れるようなところもありがちとか。
とはいえ自炊も一人暮らしでは材料が無駄になりがちです。
無駄を防ぐためにキャベツや大根は購入時に大まかな「下ごしらえ」として、洗って切り分けてチャック付きポリ袋で冷蔵庫での保存をおすすめします。
・キャベツは葉をはがして洗い、矩形又は短冊にカット
買い置きベーコンorハム・豚肉などをプラスしたら、 炒め調理/野菜スープ/スチーム調理に使えます。・大根は丸ごと1本洗う
首に近い部分5cm位:大根おろし用/みそ汁用(千六本又は矩形)/塩もみ(即席漬物)千六本又は短冊切りなど。・トマト
購入時にまとめて洗い、新鮮なうちは生食。
保存中鮮度が落ちてからは、スープや炒め物、チャーハンの具材に。・玉ねぎ
薄皮をむき水洗いしたものを保存し用途に応じてカット。
すぐにカットできる状態で保存するのが自炊のコツ。 - 住居費
エリアによって家賃相場が違いますので、エリア別に調べることは当然の事ですが、ネットに載らない物件も有ります。
住んでみたい地域に足を運び、地元の不動産屋で話を聞く事も勉強になります。
気に入った物件の大家さんがどの様な方か、地元であれば情報を得る事もできます。
また、値下げのお願いもしていただける可能性も有ります。
幾つか内見していくと見分ける目もできてきますので、できれば実際にいくつか見たうえで決めたいものです。
一人暮らしですから最新セキュリティシステム完備のマンションに入居したいところですが、予算的に困難な場合が多いものです。
簡単な装置でセキュリティが付けられますので参考になさってください。
【参考1】Secual(セキュアル)は、窓やドアからの侵入を検知し、お手持ちのスマホに即座に通知が届くシステムです。
・とり付け環境として窓の形状とインターネット環境を確認する必要が有ります。
・インターネット環境がWi-Fi接続に対応しており、ゲートウェイの設置個所と安定的にWi-Fi接続できる事が必要となります。
・Secualは、センサー、ゲートウェイ、スマホアプリから成り立っています。
・窓やドアに設置したセンサーが振動や衝撃、開閉を検知しゲートウェイとスマホ上の専用アプリに通知します。
・ゲートウェイは大音量の警戒アラームで侵入犯を威嚇します。
・アプリを使用することで侵入を早期に検知し、事前に登録したグループ(例えば家族や友人)に簡単に一斉通知でき、警戒の呼びかけや状況確認を依頼することができます。
【参考2】部屋のチェックポイントはこちら!
・外から視線が届かない2階以上の部屋。
・防音性が高いかどうか。
・室内に洗濯物を干せるスペースがあるか。
・管理会社や大家さんが信頼できそうかどうか。
- 交通費
お部屋探しのエリア検索の際に、重ねて確認したい点は鉄道の乗り入れによる運賃の確認です。
判り易く説明しますと、同じ距離数でも複数の鉄道会社の路線の乗り継ぎよりも、JR又は一つの私鉄だけで移動できる方が安くなります。
では自転車?となりますが、足に自信が有り安全志向のリスク管理ができる方でしたらOKでしょう。
都会の道路事情は自転車に向いていないので、もしもの時には対人賠償責任が問われる点をお忘れなく!
「耳にはイヤホン」「ながらスマホ」「スピード運転」と、自転車族のマナー違反が多いのは、健康志向というより節約志向からの現象のようです。
痛い思いだけは避けましょうね。
一人暮らしの費用はいくら準備したらいい?
初期費用は一人暮らしの平均的と思われるスタイルを想定して積み上げていくと、50~80万円はかかってきそうです。
とはいえ人によって、かかる費用は異なり正確に算出するのはむずかしいものですが、順に見ていきましょう。
当たり前の事ですが、これから住む地域により家賃相場は変わります。
一般的には家を借りる際、前家賃を含む2カ月分の家賃の他に仲介手数料として家賃の1月分と火災保険料が必要です。
敷金と礼金は最近では必要ない物件も増えました。
仮に家賃5万円で計算すると住居の初期費用は16万5千円ほどになります。
経費は他に、引越し代、カーテンなどの備品、風呂用品、台所用品、家電と個人差の大きい経費がかかります。
これまでの実家暮らしで、基本的な寝具や収納家具も持っているかもしれません。
必要な物のリストを作り、一点ずつ予算を積み上げる作業が必要ですね。
大きな出費となる家電をお得に購入する方法はいくつかあり、それぞれに特徴が有りますのでご紹介しますね。
- 「一人暮らし用の家電セット」
セットされている家電のブランド、スペックが異なるうえ、店舗による推奨販売などもあって、店舗間の価格の比較がしにくいものです。
それぞれ個別に購入するよりも安くなるようですし、選ぶ手間を省くことにもつながり、時間の余裕がない時には便利です。
型落ち商品が組まれている場合もあるようで、最新機種は含まれているか等は説明を聞きましょう。
- 「リサイクルショップ」
店舗によっては安くセット販売もされているようです。
とにかく格安を希望という場合はおすすめします。
- 「ネット販売」
時期によっては必ずしもネットが最安値とは限りません。
オークションで良品をお得に手に入れるという幸運に恵まれる方もいるようです。
- 「アウトレット品」
正規品に比べてとにかく安いものです。
昔ながらの「現品限り!大特価!」という新聞広告が入ることもあるので、チェックしましょう。
- 「アウトレット品(ネット)」
最近ではネットでもアウトレット家電専門のサイトが有ります。
・楽天「アウトレットコンビニ」
・楽天「GET MAN」
・「価格.com」
「アウトレット商品」で条件を絞り込み検索をします。
どこのショップでどのメーカーの品が、どんな理由で正規品よりもどれだけ安く手に入るのかが判ります。
まとめ
何といっても一人暮らしは、大人への入り口として夢でもありましょう。
最初は不自由をしながらも、順に揃えていくのも楽しみ方かもしれませんね。
そして一人暮らしではリスク管理も自らの責任。
道を歩く時には、周囲に気を配るためにもスマホはバックにしまい、目と耳を働かせることを強くおすすめしたいと思います。
郵便受けも毎日チェックして、郵便物をためないようにしましょう。
郵便受けが小さく、郵便物がたまっていて投入口から見えていると、そこから郵便物を引きぬくことも簡単にできてしまいます。
個人情報を守ることは自分を守ることに直結していますから、必ず郵便受けをきれいにしましょう。