一人暮らしの学生に仕送りいくら必要?無しでもできる節約術!

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大学ご入学、おめでとうございます。

これからの4年間、地元を離れて一人暮らしをするお子さんへの仕送りに、頭を悩ませておいでの親御さんも多いことでしょう。

仕送りは必要なのか、仕送り無しでもやれるのだろうかと、あれこれ悩むところです。

何といっても一人暮らしは独立心を養う良い機会です。

そして賢い節約術を身につけるにも良い機会ですね。

ここでは先輩諸氏の状況を参考に、答えを見つけるお手伝いをさせていただきたいと思います。

【もくじ】

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一人暮らしの学生に仕送りはいくら必要?

実際の一人暮らしの学生への仕送り額は、いくら位なのでしょうか。

全国生協連の2014年度の調査結果では70,140円で、これは前年度平均よりも2,140円減っているそうです。

毎月7万円もの仕送りを卒業するまで続けると4年間では336万円にもなります。

一方、全国大学生協連の2014年の調査では、親元を離れて生活する学生の生活費の平均金額は104,650円、「10万円超」という現実があるのです。

この額は全国平均ですから東京圏のような大都市の学生の場合の支出はこれより多いと推測できます。

これでは月額7万円もの仕送りを受けていても、そこには3万円ほどの不足額が生じているわけです。

この不足分はアルバイトで補うのか、奨学金を生活資金に充当しているのか、いずれも各学生の自助努力の部分なのでしょう。

多くの学生の奨学金は将来にわたって返済を迫られる訳ですから、借金をしながら学生生活をしている実態はなかなかに厳しいと言わざるを得ません。

とはいえ、日本全体の経済状況が以前のような成長は望めないのですから、小さな工夫、小さな節約を実践する心がけも大切にしたいもの。

どのような工夫が考えられるか、どのような節約術を編み出せるか、知恵を絞ってまいりましょう!

一人暮らしの学生に仕送りなしでもやっていける?

仕送りなしでやっていこうとするならアルバイトをしなければならない実態があります。

社会経験がまだ浅いことから、怪しげなアルバイトをなかなか見抜けず、痛い思いをしないとも限りません。

せっかくの学生生活が中断してしまうことの無いよう、仕送りに関しては親子で緊急時の場合も含めて相談を深めたいところです。

▼アルバイトによる収入を図るには?

学業のかたわらアルバイトできる時間は限られます。

学校で授業がある期間は年間8ヶ月。

残り4ヶ月は休みの期間です。

年収ベースで収入を考えます。

・授業のある8ヶ月には1日3時間、月20日間、時給800円のアルバイトをすると384,000円の収入。

・休みの期間4ヶ月には1日8時間、月25日間、時給800円でアルバイトをすると640,000万円。

合計1,024,000円→ 月額換算すると約 85,333円の収入となります。

我が家の経済状況を慮る力を持っているお子さんであれば、このような厳しい生活をやりぬく覚悟もできましょう。

けれどサークル活動やデートもしたいとなると、収入は激減、出費が嵩む浪費モードに突入してしまいます。

とはいえ、少数派ながらアルバイトで生活費の一部を稼ぎだしている学生はいつの時代にもいます。

▼大学教員の方からのお役立ちアドバイス

高校生からの相談に寄せられた、大学教員の方からの現状認識と親身な回答です。

【現状】

・東京地区は地方と比べて家賃が高く、あるエリアの平均的なアパートで月6万円くらいとなります。

・朝食と夕食は自炊、昼食は学食で倹約しても2万円はかかるでしょう。

・大学への通学定期代が必要。(賃貸料金が安い郊外に住んでも交通費がかさんでしまう。)

【 解決方法 】

奨学金をもらうことが確実ならば、学費は親が払うとして、奨学金を生活費にあてることができます。

また、アパートも設備を我慢して安い所を探しましょう。

私のゼミの学生で風呂無しアパートに住み、大学のシャワーですごいしていた人がいました。

東京圏のかなり古いアパートで家賃3万円のところ、さらに千円負けさせたそうです。

同様に風呂無しなので近くのスポーツジムの夜間会員になり、軽くトレーニングして大きな風呂に入ってサウナに入って月6千円くらいといっていました。

これは得だ!と考える人もいるのですね。

仕送りなしでやっている学生はいないことはありませんが、サークルと遊びまで充実したいとなると無理なこと。

勉強+サークルは、その種類にもよりますが可能かもしれません。

ただし、相当きついです。

お金のかかるサークル(スポーツは遠征や備品に結構金がかかるし、合宿代などもかかる)だときびしいかもしれません。

サークルによっては活動費を得るためのバイトをすることもあり、それは個人の生活費とはなりません。

アパートは寝るだけとわりきり、校内でなるべく多くの時間をすごせば電気代も水道代も節約できます。

大学の講義と空き時間は、図書館、コンピュータ室などとし、夕方はアルバイト(まかないつき)などとすれば、家は寝るだけ。

昼食はおにぎり持参と、このようにして仕送りは家賃だけでやっていた学部生も実際いました。


一人暮らし学生の節約術!

大学生の2人に1人が奨学金を利用しているといわれる現在、多くの奨学生は利子も払うのでその返済額は大きな負担となっていると問題になっています。

子供の未来に借金を背負わすことはしたくないと、できれば節約できるよう考えましょう。

■一人暮らしの節約術はゲーム感覚で金銭感覚を養う!

何といっても金銭感覚を「10円」ベースに切り替えることが秘訣です。

100円ショップが各地に出現した当初、誰もが「100円」の安さに驚かされました。

当時は100円をベースに節約していた人々が、今では10円ベースに切り替えている人も。

10円ベースに切り替えることで、支出に関して更に細かい判断ができるようになります。

これは物の価値を判断する感覚が磨かれるからなのです。

自分の基準を切り替える、自分をチェンジする、これはゲームの中でのストーリーではありませんか?

■近所のスーパーの値引き商品購入は節約生活の初歩です!

多くの人が思い込んでいる、スーパーの値引きシールを貼るタイミングは閉店間際とは限らないことをご存知ですか。

店によっては午前中の来店客が来る前、11時頃と、夕方というようなパターンの店も有ります。

値引きシールの貼られる時間帯を見つければ賢い買い物ができるようになります。

デパ地下の鮮魚売り場はお決まりの閉店時間近くですね。

■商店街も利用しましょう!(買い物袋は必需品!)

東京でも古くからの個人商店が数は少ないながらも営業しています。

住まいの近所ばかりではなく、立ち寄り先でも個人商店をのぞいて安い物を見つけてください。

■買い物を習慣にしないように!

必要品以外の物を購入しがちになっては大変。

スーパーやコンビニに立ち寄ることが習慣化してしまうという人が多いようです。

■実家から送られる野菜やお米は無駄にはできません!

実例をご紹介します。

実家からせっかく送ってきた「米」に虫が発生してしまったそうです。

虫を発生させてしまった彼女は泣きながらお米を広げて虫を一つ一つ、つまみだしたそうです。

時間と手間がかかったことは想像できますね。

泣いた理由は親が経済的に大変な中、無理をして送ってくれている事を知っているからだそうです。

関西圏から東京に出て来て、姉妹で一緒に住んでいる方でしたが、現在では幸いにも就職されています。

まとめ

多くの人が学ぶ機会に恵まれるようにと、心から願わずにはいられませんが・・・。

ズバリ、これで問題解決という妙案が無いのが今の世の中かもしれません。

できれば広い世界を見せたいと、故郷から離れた地の学校に子どもを送りだすという選択。

あるいは地元の学校へ自宅から通学するという選択。

人生は選択の連続なのかもしれません。

その様な中でも、気持ちだけは折れずに学生生活をおくっていただきたいと願っています。

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