年賀状を出してない人からきた時の文例!返事はいつまで?書き方マナーも!

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お正月に届く年賀状を読むのは楽しみなものですね。

ところが出していない人からも年賀状が届くことがあります。

こちらからも急いで年賀状を出さなくてはと、あわててしまいますね。

元旦以降にお出しする年賀状は、どの様な文章がよいか、いつ頃までに出すべきかなど知りたいものですね。

遅れて差し上げる、年賀状返事のマナーをご紹介しましょう。

【もくじ】

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年賀状を出してない人からきた時の文例集

元日の配達分の中に、出していない人からの年賀状があったら、すぐに返信用の年賀はがきを準備してください。

元旦のポストの収集が、午後にも有るとよいのですが、できれば、その時間に間に合うように投函したいですね。

☆日付

  • 元日の収集に間に合うようでしたら、年賀はがきに書く日付は○○年元旦(元日)となります。
  • 間に合わない場合には、○○年吉日、或いは正月となります。

    (1月2日の収集が無い所も有りますので、元旦という文字の記入を避ける訳です。)

  • きっちり1月2日とか3日と書きたい方は結構ですが、それでは風情が損なわれると感じる方もいます。

☆文例

どの場合にも、まずは新年を迎えたお祝いの言葉から始め、次の行に出状が遅れたお詫びの言葉を入れてくださいね。

続いて何か一言を添え、相手の健康、幸福を祈る暖かな言葉で締めくくります。

お祝いの言葉

  • 謹んで年頭のご祝詞を申し上げます
  • 謹んで新春のお慶びを申し上げます
  • 謹んで初春のお慶びを申し上げます
  • 迎春・賀正・謹賀新年・恭賀新年などは簡略した表現なので目上の方へは避けましょう。

お詫びの言葉

  • 挨拶が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます。
  • 年末年始を留守にしており、ご挨拶が遅れて申しわけございません。
  • 年末から帰省し、昨日戻ってまいりました。年始のご挨拶が遅れましてお詫び申し上げます。
  • 早々とご丁寧な年賀状をいただき、恐縮しております。 

それでは、具体的な返信文例をご紹介します。

【職場の上司への返信文例】

謹んで初春のお慶びを申し上げます。

早々とご丁寧な年賀状をいただき恐縮に存じます。

旧年中は何かとご指導いただき、御礼申し上げます。

○○に配属されて以来、行きとどかないながらも、仕事の楽しさがようやくわかってまいりました。

本年もなにとぞご指導のほど、よろしくお願いいたします。

【先輩・同僚、目上の知り合いへの返信文例】

謹んで新春のお慶びを申し上げます

新年のご挨拶が遅れまして、大変失礼いたしました。

日頃のご厚誼に心から感謝しております。

本年も良き年となりますよう、ご健康とご多幸をお祈りいたしております

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年賀状の返事はいつまでに出せばいい?

一般的に「年賀」とは、松の内(1月7日まで)のことなので、年賀状は、遅くとも、1月7日までに相手の方に届くよう、投函します。

どうしても松の内を過ぎてしまう場合の返事は、年賀ではなく「寒中見舞い」とします。

寒中見舞いは2月4日(立春)までに出し、それ以降は「余寒見舞い」として出します。

年賀状の遅れてしまった返事としての寒中見舞いの構成

  • 定型の季節の挨拶「寒中お見舞い申し上げます。」を必ず入れます。
  • 年賀状を貰ったことのお礼と返事が遅れたお詫びを必ずいれましょう。
  • 相手の健康を気遣う言葉や近況報告などを簡潔に書きます。
  • 結びの言葉

それでは、具体的な返信文例をご紹介します。

【文例1】

寒中お見舞い申し上げます

ご丁寧な年賀状を頂き、ありがとうございました。

ご挨拶が遅れ申し訳ございません。

皆様お変わりございませんでしょうか。

おかげさまで、私ども、無病息災で新年を迎えることができました。

最近は、暖冬とはいえ、さすがに冷え込みますね。

世間では流感が猛威をふるっております。時節柄、くれぐれもご自愛ください。

今年もどうぞよろしくお付き合いのほど、お願い申し上げます。

【文例2】

寒中お見舞い申し上げます

年賀状を頂きながら、ご挨拶が遅れ、大変失礼いたしました。

皆様にはいかがお過ごしでしょうか。

お健やかに新年をお迎えのご様子、お慶び申し上げます。

当方、年末から目いっぱい休んで、里帰りをしました。

久しぶりの郷土の正月料理を味わい、良い正月を過ごすことができました。

遅ればせながら、今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

厳寒の折、風邪などお召しになられませんようご自愛ください。


年賀状の返事の書き方マナー!

改めて年賀状に必要なポイントの確認です。

  • 新年を祝う挨拶
  • 旧年中にお世話になったお礼
  • 賀状が遅れたお詫び(入れるか、入れないか意見が分かれる)
  • 新年にも変わらぬ厚情をお願いする

☆お詫びの言葉を入れるかどうかで見解が分かれています。

返信する際のお詫びは要らないという意見と、その理由2種

意見:目上の方への返信には、年賀状のお礼とお詫びは入れずに「昨年末に年賀状を書いて出しました」というつもりで書きましょう。

理由A:先に目上の方から年賀状をいただいた事は、大変、失礼なことで、それに加えて年賀状のお礼とお詫びをする行為は、失礼の上塗りになります。

理由B:年賀状の消印は、1月7日までの投函分には押さないので、いつ書いて出したかは相手に分かりませんし、郵便遅配かとも思われ、問題ありません。

失礼をお詫びする例文では「恐縮しております」が大事な表現で「失礼感」を回避しています。

・早々とご丁寧な年賀状をいただき恐縮しております。

☆忌み言葉、避けたい言葉、気をつけたい表現があります。

  • 枯れる・衰える・破れる・失う・倒れる・滅びる・暗い・病む、など。
  • 「去る」も避けたい言葉なので、「去年」ではなく「昨年」「旧年」を使います。

☆寒中見舞いを出す時には年賀状ではなく通常のハガキを使用します。

美しい絵葉書を選ぶことで、お詫びの気持ちを伝えられるかもしれませんね。

まとめ

年賀状を遅れて出すという事自体、気まずいものですね。

年賀状を出していないことに気づいたら、とにかくすぐに返事を出しましょう。

そして来年に向けて、出していなかった方を、年賀状リストへ忘れず記入しましょうね。

メールでの年賀の挨拶を、失礼な!という人も少なくなってきたようです。

すっかり普通の事となったメールでの「アケオメ」と比べ、かえって、年賀状が新鮮に感じられる世代が、いずれ出てくるでしょう。

両方ともに、新年を共に喜びあうという、これからも大事にしたい風習ですね。

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