運悪く、インフルエンザに感染!
薬を飲んで家で休むことに加えて、食事にも気を配って回復に努めたいものです。
早く治すには、何を食べたらよいか、反対に避けるべき食べ物はあるのでしょうか。
体力を戻すための、病み上がり時期にお勧めの食べ物も、併せてご紹介します。
【もくじ】
インフルエンザを早く治す食べ物はコレ!
インフルエンザを早く治す食べ物として、りんごを強くお勧めします。
りんごはミネラル豊富で、熱があっても食べやすい爽やかな食味は、具合が悪くて食欲がない時でも、手軽に食べやすい果物です。
りんごの持つ成分が、私たちの体に良い働きを及ぼすことも知られています。
薬ではないので、「治る」という表現は使えないかもしれません。
しかし、りんごのおかげで一人暮らしの私はインフルエンザを乗り切る事ができたんですよ!
たまたま、取り寄せてあった会津のりんごを、横になったままで丸かじりしたんです。
すると、りんごの力が体内にしみわたるように入ってきました。
まさに、りんごの成分は、「熱で水分が奪われた体には、まず水分とミネラルの補給を」という、理にかなった食物なのです。
水分補給をする時に、カフェインを含んだ飲料ではカフェインを体内で分解する際、水分を使って分解するのでせっかく摂取した水分が失われてしまいます。
その点、スポーツドリンクは体への吸収も早く、水分とミネラルを補う事が出来ます。
スポーツドリンクには種類があり、その成分に違いがあります。
ポカリスエットは水分とエネルギ-補給で病中に向き、アクエリアスは水分と疲労回復でスポーツ向きということも知っておきましょう。
また、飲む点滴と言われる経口補水液OS-1もおすすめします。
インフルエンザの時に控える食べ物って?
インフルエンザにかかった時は胃腸機能も弱まっています。
脂肪分を多く含む食品、香辛料などを使った刺激の強い料理は避けて下さい。
普段は何気なく食べている物でも、弱った胃には負担が大きく、消化出来ずに吐いてしまう危険があります。
【消化が悪いもの】
- 繊維の多い根菜類(ごぼう、レンコン)
- 海藻類
- アクの強いウドや山菜類
- 中華麺
- 生卵の白身、固ゆで玉
卵は良質なたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を含む栄養価の高い食品ですが、白身部分や固くゆでた黄身は消化が悪いので、食べたい時は半熟程度に調理しましょう。 - 豆の皮(サラダ用の調理済み豆製品、煮豆、ゆであずき、納豆)
大豆は良質なたんぱく質、ビタミンB1、不飽和脂肪酸を多く含んでおり、皮のないもの(豆腐、湯葉、高野豆腐)は消化が良くお勧めです。
【食物繊維が多いもの】
- 玄米、雑穀米、胚芽パン、日本そば、シリアル
【油分が多いもの】
- チャーハン、ドーナツ、揚げパン
- フライドポテト
イモ類はビタミンCやビタミンB、ミネラルを多く含んでいます。
特にじゃがいもは食物繊維が少なく消化もいいので、揚げたものではなく、煮物、マッシュポテト、スープの具として食べると良いでしょう。
インフルエンザで病み上がりの食べ物は?
早く体力を回復させたいとばかりに、モリモリ食べる?
いえ、その前に取り組むべき大切な事があります。
消化の良いものを食べ、胃腸を整えることなのです。
きちんと消化・吸収できなければ、せっかく食べた食物の栄養素も、体を素通りしてしまいます。
次にどのような栄養素が含まれているかを考えながら、バランスの良い食事を摂るよう心がけていけば、自然に元気も戻ります。
◆消化の良い簡単メニュー
- カレイ、鯛などの白身魚の煮付け
- とり胸肉、ささみなどの、脂肪の少ない肉と玉ねぎ、キャベツ、人参、ジャガイモの牛乳煮
◆体力が落ちているときに摂ると良いオススメの食材
- チーズ、卵、レバー
(ウイルスへの抵抗力を高め、鼻やのどの粘膜を助けるビタミンA) - 豚肉、卵、海苔
(発熱で失われやすいビタミンB群) - じゃがいも、さつまいも、みかん
(体の抗酸化作用と抵抗力を高めるビタミンC) - かぼちゃ、大豆、なたね油やサフラワー油などの植物油
(体の抵抗力を高めるビタミンE) - にんにく、ニラ、玉ねぎ
(体の抗菌作用と抵抗力を高める硫酸アリル) - 緑茶や紅茶などに含まれるカテキン
(抗ウイルス作用や抗菌作用) - おくら、長芋
(気管や消化管などの表面を守り、免疫機能を高めるムチン)
特に長芋は、抗インフルエンザウイルスを活性化させるタンパク質を含んでいると言われています。
まとめ
突然の高熱から始まるインフルエンザ。
その時、慌てずにすむ、簡単で日頃からできる準備をしておきましょう。
- 体温計は寝たままの位置からでも、手の届く所に収納
- 経口補水液の備蓄
- スマホ・携帯の充電が寝たまま手の届く所でできるような配線
そして、りんご!
もしもの時の用意に最適な食物です。